2011.12.16 墨出し
捨てコン打設が終わり配筋のための墨出しが行われました。工場加工された鉄筋も揃い、準備が着々と行われています。
HR-C(放射冷暖房システム)が設置されました。(写真左)
本体脚部のプレートをフローリング埋込するため、上棟間もないこの時期に搬入・取付けを行いました。
自然対流と放射というHR-Cの特徴を活かし、吹き抜け空間においても効果的に快適温度を実現予定です。
ファンの音が立たず、無風のため、埃が立たないところも魅力的です。
写真右はアルミサッシです。
先週、町田は雪が降りました。
寒さ厳しい折ですが、関係者の皆様、
お怪我のないよう安全第一で宜しくお願いいたします。
オーディオルームの開口は、水平に跳ね上げ突き棒で支持する蔀戸(しとみど)の原理を採用しました。
原始的な機構ですが、大型の窓でも金物の存在が目立たない落ち着いた雰囲気の建具を目指しました。
古き良き技術に、現在の細工を加え新しい建具を作り上げていく。
美しく、大量生産可能な規格品が出回るようになった昨今ですが、
腕の良い職人さん達に生み出された一品物も、とても味わい深く素晴らしいものです!
無理難題にお応えいただき、職人さん・監督さんに感謝申し上げます。
外構工事も着々と進んでいます。
写真右は、外部階段の下地を施工しているところです。
来週末にはオープンハウスを開催予定です。
様々な趣のある空間を是非お楽しみください。
ホームビルダーさん、職人さんの頑張りで、工事は順調に進み年内のお引渡しで進んでいます。改築工事の場合、解体を進めてみて始めて分かる部分もあるため、工程など読み切れない部分があるのですが、予想外のトラブルはありませんでした。そのためにも基本となるのが、設計前、工事契約前での事前調査です。
今回は設計を始める前にホームビルダーさん、大工さんとで細かく既存家屋の状態を調査しました。
写真左は2階の天井裏部分です。今回は天井を取り外し、勾配なりに新しく天井を作り、大きな吹き抜け空間にトップライトを追加しています。事前調査の段階で、梁や束など構造部材の状態も良い事が確認できたので、部材の交換の必要などはありませんでした。
写真中は床の水平剛性を確保する火打ち材です。こちらもスチールの物が確認できたので、床の強度など問題ありませんでした。
写真右は、基礎と土合との取り合い部分を確認している様子です。水平剛性を保つ筋交いとその取付金物、基礎と土台を緊結するアンカーなど全て確認し、建設当時の建築基準法を満たしている事が分かりました。それを踏まえて、増築部分、既存の改修部分について、確認申請を提出しました。
細かな設計が進んできた段階で、電気設備・給排水設備についても職人さんと既存部分の確認をして、設計内容に検討を重ね、工事に入りました。この様な積み重ねが、順調な工事に繋がっています。
新たにリビングになる2階部分は4つの個室に分けられた空間でしたが、その内2室の間仕切りを取り払い、増築部分と一体となったリビングに生まれ変わります。
12月24日にオープンハウスが行われますので、是非お越しください。
足場が解体され、いよいよ全様がお目見えです!
テラスにはガラス手摺が取付き、間もなくデッキが敷かれます。
室内のフローリングをそのままエクステリアに敷込んだ様な仕上がりになる予定です。
写真左は、内部建具の吊込み状況です。
同日、リビングからは夕焼けに染まる美しい富士山が姿を見せてくれました!
クライアントのO・I様と植栽見学に行き、各所に適した樹木を選定しました。
写真左はカツラです。ハート型の葉が2枚で対になっている姿が優しい印象です。浴室より鑑賞します。
写真中央・右は真弓という珍しい樹木で、広大な畑の中クライアントのI様が発見されました。
淡い紅色の果実が鈴なりぶら下がっている姿はとても可愛らしく、盆栽の様な大胆な樹形も素敵です。
玄関地窓から、鑑賞予定です。
お引渡し迄、1ヶ月を切りました。クライアントのO・I様、関係者の皆様、最後までどうぞ宜しくお願いいたします。