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江の島が見える多角形の一戸建て。建て方無事終了しました。

建て方・上棟の確認を行いました。天候にも恵まれ、無事終了いたしました。

旗竿地で私道部分も狭い為、クレーンも入れず全て大工さんの手運びでの建て方となりました。


小屋組部分の大きな部材は、6人掛かりで声を掛け合いながら慎重に取付けていきました。

また建物の形状が敷地に合わせて多角形のため、構造が複雑で建て方にも時間がかかるところでしたが、部材を全てプレカット(予め部材を工場で加工)された状態で搬入したため、想定していた時間より早く組み上げられました。

夕方前には上棟し、2階からは江の島の展望台が見えました。

年内までにはサッシが取付けられ、来年3月に竣工予定です。

現場の皆様、引き続きよろしくお願いします。

名古屋の住宅/内部造作

複雑な形をした屋根の下に広がる空間が現れてきました。登り梁、隅木を組み合わせた大工さん泣かせの構造ですが、屋根面がねじれない様に勾配、高さをそれぞれ設定しています。道路側に取られたテラスは、視線を遮りながら上部、側面から光が入るような作り方になっています。
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世田谷区の住宅Monoclinicで、ドイツのTVの撮影がありました。

先週の水曜日に、弊社が設計した世田谷区の住宅Monoclinicで、ドイツのTV番組の撮影がありました。
インタビュアーはモンゴル出身で高校生まで日本で育った方で、日本語によるインタビューとなりました。そしてカメラマンはオーストリアの方というインターナショナルな撮影チームでした。
竣工後一年がたち、アウトドアの好きなクライアントのために設計した暖炉のある趣味空間の土間は、愛車のバイクがおいてあったり、好きなお酒が並んでいたりして、楽しんで使っていただいている様子が伺えました。
インタビューは、大きなトップライトのある、温かな光のあふれるリビングルームで行われました。
山下が建築家を志したきっかけからこの家の設計に込めた思いまで的確な質問をしてくださり、山下は「都会には空という自然が残されている。この家には『空』と『火』を取り込むことで、自然と人間との関係を再構築したいと考えた。」と、設計に込めた思いを伝えることができました。

 

 

 

シラスコンクリート/中性化試験

今回開発しているシラスを細骨材として使用したコンクリートについて、原寸サイズの試験や、フレッシュ性状だけでは無く、様々な試験をする必要があります。その一つが中性化試験です。コンクリートの主成分はセメントなので内部はアルカリ性なのですが、空気中の二酸化炭素と反応して、表面から徐々に炭酸化していきます。コ ンクリートの中性化と呼ばれているのですが、この中性化が表面から内部の鉄筋に到達するまで深く進むと、鉄筋が腐食し、ひび割れなどが発生します。

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コンクリートのテストピースを気温20°、二酸化炭素濃度5%、湿度60%のチャンバーの中で保管します。大気中の二酸化炭素濃度が0.03%程度なので、二酸化炭素濃度がかなり高く、人工的に長期的な中性化深さを求めます。中性化深さを図るためには、小学校の理科で習ったフェノールフタレイン溶液を用います。

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上左の写真が、チャンバーの中から取り出してカットした状態、そこにフェノールフタレイン溶液をかけると、右の様に変色します。紫に変色している部分が、アルカリ性という事なので、中性化はほとんど進んでいない事が分かります。

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表面の変色せずにグレーのままの色の部分をノギスで計測し、その平均値が中性化深さになります。今回のシラスコンクリートは水セメント比も比較的小さく、シラスの微粒分が含まれているため密実なコンクリートとなっているので、良い試験結果が出ると予想しておりますが、何週間にも渡り、継続的に試験を行っていきます。

名古屋の住宅/板金工事

外部の工事が着々と進んでいます。複雑な形をした屋根を覆うガルバリウム鋼板の一文字葺きです。
形が複雑な上に、雨樋や、テラスの上の開口などがあり、複雑な取り合いとなっていますが、かなり腕の良い板金屋さんなので綺麗に仕事が進んでいます。
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屋根材はどうしても地域の素材を使うのは難しいのですが、今後進む外壁工事や内装工事には出来る限り愛知県、東海地方の材料を使った住宅になります。

基礎の配筋検査を行いました

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2013.11.27 配筋検査
基礎配筋が設計図通り正しく組まれているか、検査をしてきました。
玄関ポーチ部分も同時に配筋しています。
家の大きさ、敷地周辺との関係がたち現れる工程です。
コンクリート打設後、来月上旬には上棟します。
現場の皆様、引き続きよろしくお願いします。

品川区にて配筋検査を行いました。

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2013.11.23 配筋検査

先日、品川区T邸の配筋検査に行ってきました。設計した通りに配筋が組まれているか確認をします。設備屋さんと配管経路の打ち合わせも行うことが出来ました。

今週は基礎打設になります。12月の上棟に向けて、着実に準備が進んでいます。

バウンダリー・ハウスで、海外の展覧会のための取材がありました。

先週の土曜日に、弊社の設計した千葉県の「バウンダリー・ハウス」にて、来年度海外で開催される展覧会のための取材がありました。
みかんぐみのマニュエル・タルディッツ氏とフランス人の写真家の2名がいらしてくださり、山下とクライアントご夫妻を交えてのインタビューと撮影が行われました。
音楽や読書、自然をこよなく愛するクライアントご夫妻は、おふたりの暖かいお人柄が伺える素敵なエピソードを沢山お話してくださいました。
四季を通じて、空の色や雲の流れる様子の変化を、家の中からも楽しみながら生活されていること。雨上がりには、屋上に水を飲みにきた小鳥や烏が、トップライトの窓から顔をのぞかせること。夜中にトイレに起きるときも、電気をつけずに月明かりを楽しみながら家の中を歩くこと等。
自然と寄り添う日々の生活を楽しみ、この家をとても大事に思ってくださっており、とても嬉しく思いました。
山下も、様々な角度からのタルディッツ氏の質問に対して、この住宅の設計において考えたことを明解に語り、今後の仕事に対するビジョンや決意を新たにすることのできた、とても有意義で楽しい取材となりました。
皆様、どうもありがとうございました。

飛居:祝竣工!お引渡ししました。

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11.17+18にオープンハウスを行い、2日間で50組を超える方にお越しいただきました。
ありがとうございました。
当日は天候にも恵まれ、2階のリビングはぽかぽかと暖かく、心地よい空間を体感いただけたと思います。
先週クライアントのMさんも引っ越され、いよいよ新居での生活が始まります。ぜひ、楽しんでください!2月には注文している家具も届くそうで、家具が揃ったら関係者のみなさんでホームパーティーを開いていただけるとのこと。引越し後の生活空間に訪問させていただけるのが今から楽しみです♪

工事に関わっていただいた関係者のみなさん、ありがとうございました。

釜石漁師のみんなの家が竣工しました。

たくさんの皆様の協力のおかげで、釜石漁師のみんなの家が竣工いたしました。

釜石の皆さんや、釜石を訪れる皆さんに喜んで使っていただける場所となることを願っています。

ご協力・応援してくださった皆様、どうもありがとうございました。

*写真は初めて、みんなの家で囲炉裏を使用した際の様子です!

 

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九州大学授業:3つのチーム毎に打合せを行いました。


先日も各チームに分かれて打合せを行ってきました。
2時間程度授業時間を設けているのですが、毎回あっという間に時間がきてしまいます。
次回は、ご協力いただく企業の製品の見学会を予定しています。

写真:左から「”建築”チーム」 「”農”チーム」 「”広報”チーム」 「全体」

詳しくは「天工人WEST」のホームページから

シラスコンクリート開発/試し練り

新しいシラスを細骨材として使用した高流動コンクリートの施工性が確認出来たので、脱型して確認をする前のタイミングだったのですが、いくつかの配合を計画しコンクリートのフレッシュ性状を確認する試し練り試験も行いました。シラスの量は変えずに、セメントをどのくらいの量を配合するかという水セメント比を3パターンで実験し、最終的なコンクリートの費用や強度性能などを比べるための試験です。
試験室にて、各材料を計測し、練混ぜ、フローなどの計測を行います。試し練りには構造設計の佐藤淳さん、施工のホームビルダー松岡さん、新しいコンクリート開発にご協力頂いている野口先生にも立ち会って頂き、最終的な配合をどうするかなど様々な視点から検討する試し練りとなりました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA     OLYMPUS DIGITAL CAMERA     OLYMPUS DIGITAL CAMERA     フレッシュ確認