メルセデス 「Smart」 と「R・トルソ・C」の共通点とは?

先日メルセデス社より、2017東京モーターショーに出展する「Smart」のコンセプトカーに試乗させていただく機会がありました。アトリエ・天工人の手掛けた狭小住宅 「R・トルソ・C」 と多くの共通点があり驚きました。
詳しくは山下のレポートをお読みください。

次世代の車に乗って思うこと。
2週間前に東京モーターショーの出展予定のメルセデス社のSmartに試乗させて貰った。この車のコンセプトが私の設計する東京都心の狭小地に建つ建築に似ているとの話。
私の創る小さな建築のコンセプトは、3つのキーで出来ている。
1、抜けを創ること。屋内から屋外へ視線を通し、空間の広がり感を出すこと。
2、断面で考えること。平面的には小さいが三次元で考えると空間は広くなり、豊かな空間が生まれてくる。
3、色や質感を統一すること。同じ色や質感が似ていると視覚に誤認性が生まれ、実際より広く感じれる。

この3つがあまりにも酷似していて、メルセデスの人もビックリだった。
このコンセプトに加えこの車の凄いところは、次世代を表現している「空飛ぶ絨毯」のようなところ。ハンドルの無い室内、透明や半透明になるだけでなく、インフォメーションボードにもなる窓ガラス、シートベルトはかろうじて有ったが、これも必要ないようにするとのこと。接触事故が起きないからだとのこと。車はほとんど興味のない私でさえも驚きの連続だったので、さぞや車好きは堪らないだろう。世界でこの一台しかないとの話に近所の子供達も大はしゃぎで試乗していた。

この車が東京を走る可能性について聞いたところ、2025ー30年かなぁとの話。日本の法律が許さないために時間がかかるとのこと。う〜〜むと唸って何も言えない。何とかならないこのだろうか。
写真が解禁になったので、ゆっくりの報告。