上州富岡駅設計プロポーザル(計画案)

<概要>
富岡市には、価値ある資源が埋まっています。それは、富岡製糸工場を初めとする豊かな歴史と妙義山を初めとする広大な自然です。 私たちは駅だけではなく、その資源の集合体として「駅」をデザインします。それは、単なる列車乗降場を提供するだけでなく、地域やまちづくりの核としての機能を内包した多機能な駅として、ここにしかない個性豊かな駅舎を提案します。 そして、この駅は自然・文化・歴史を誘発する発信の場として、未来の富岡の発展に寄与することを目指します。 私たちの提案は、以下の3つのデザインコンセプトをもとに展開します。

<デザイン・コンセプト>
(1)グリーン・ツーリズム:地域の活性化を誘発するプログラム グリーン・ツーリズムとは、農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動です。駅のデザインと並行して「まち」のデザインを行うNPO事務局を計画・設置し、このグリーン・ツーリズムのシステムを通じて富岡の魅力を発信し、県内外や海外の人たちとつながる仕組みをつくります。NPOを中心にワークショップなど市民との協力を通してまちの活動を促進し、新しい発展のきっかけをつくります。この駅と「まち」の集合体が富岡の観光・人的資源を発信することで、富岡ならではの活性化を目指します。
(2)地場の材料でつくる新しい構造体:鉄骨+レンガ+ダブルスキン 富岡は様々な自然素材に恵まれています。ここでは、駅舎全体にできるだけ地場産の材料を用いて、運送コストを削減します。外壁には、安価で身近な建築素材である土からつくったレンガを使用します。また県からNPOに無償で至急提供される杉の間伐財を使用します。 さらに、室内空間を限定することで、空調や電気などのランニングコストを削減します。
(3)レンガと杉の間伐材によるダブルスキン・システム 外壁の素材として土レンガ、内壁には杉の間伐材を用い、構造的には鉄骨と組積造を組み合わせた新しい構造体を提案します。レンガの一部は市民のワークショップにより製作することで、市民に愛着を持ってもらい、皆で大事に育てていく駅をつくります。素材・工法・構造的にも富岡の歴史を参照して、富岡ならではの建築を目指します。

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竣工2011(デザイン・プロポーザル)
所在地群馬県富岡市
建築用途駅舎(鉄道)
延床面積750m2
構造鉄骨造+組積造
意匠設計山下保博/アトリエ・天工人

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