エチオピア・ミレニウム・パビリオン

私達は在エチオピアの日本大使館より、ミレニアムに合わせて、日本とエチオピアの架け橋となる「日本文化会館」をプレゼントしたいとの依頼がありました。 この壮大なるプロジェクトを成功させるため、私達はNPO法人を立上げ、資金を募りました。同時に建築家として設計および工事監理に携わりました。 ミレニアム・パビリオンは、エチオピアで二番目に大きな都市であるゴンダールに寄贈されました。 「価値の再編成」というデザインコンセプトのもとに設計を進めました。私達は両国の伝統的な住居に着目しました。エチオピアの伝統的な円形住居はシンプルな石積みの壁とジョイントを結び合わせた木造の屋根組みで構成されます。一方で日本の伝統的な民家は、金物を使わない精緻な木造構築物です。これらの伝統住居を各国で解体、輸送して敷地で再構築しました。 エチオピア・パビリオンについては、私達は3つの要素をデザインすることで伝統的住居に新たな革新をもたらしました。まずは日本から持ち込んだガラスブロックを石積みの壁の上にぐるりと積んでハイサイドの窓とし、空間に光をもたらしました。第二に屋根を指示するシンプルな梁と束の屋根組みをデザインしました。第三には500年前の教会を参考に、伝統的な編み天井のデザインをしました。伝統と革新の融合による「価値の再編成」を通じて、ふたつの文化が出会い、新しいことが生まれる場所となりました。

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竣工2007/7
所在地エチオピア ゴンダール市
建築用途文化施設
敷地面積4230㎡
延床面積438㎡
構造組積造+木造
階数地上1階
意匠設計山下保博 / アトリエ・天工人
写真撮影平剛

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