「Less Is More」クライアントの要望はまさにそのとおりでした。
小さな敷地に最大のボリュームを確保し、その中に必要最低限の床面を配置する。
余剰を無くすことによって生まれた空間の連続性によって、視覚的な広がりを感じることが出来る構成となりました。延べ床面積としては広いとはいえない大き さですが、各所に設けられた吹抜けや開口による開放感は、実面積以上の空間的ゆとりをもたらしています。
必要と希望を明確にし、最小限を追い求めることによって、それ以上の「何か」がもたらされる。首尾一貫したクライアントの思想が反映された設計となっています。
竣工 | 2007 |
---|---|
所在地 | 東京都三鷹市 |
建築用途 | 専用住宅 |
敷地面積 | 59.21㎡(17.91坪) |
建築面積 | 27.00㎡(8.16坪) |
延床面積 | 58.86㎡(17.80坪)※法定 |
構造 | S造+RC造 |
階数 | 地上3階+地下1階 |
意匠設計 | 山下保博+平下旬子/アトリエ・天工人 |
---|---|
構造設計 | 名和研二+渡辺英/すわ製作所 |
施工管理 | 二宮康秀/二宮建設 |
写真撮影 | 吉田誠 |