バウンダリー・ハウス

この住宅の敷地は、千葉県の市街化調整区域内に位置します。通常は建設不可能な場所ですが、クライアントが土地の既得権を所有していることから、建設可能になりました。住宅地と農地の間にある、ある意味とらえどころのないこの敷地で、何を手がかりにデザインするかを考えた結果、都市型の建築ではなく、より自然と密接に寄り添う建築をつくることをコンセプトとしました。生活する人々が日々自然によって五感を刺激され、自然と建築が境目なくなだらかにつながっていくような住空間を目指しました。
その実現のために、以下に述べる様々なデザイン要素を取り入れました。まず、迷路のような建築構成と、屋内外に設けられた16のトップライトにより、内部と外部がシームレスにつながり、内外の区別なくランダムに植栽を点在内させることで、自然と建築が共存する住空間を作り出しました。壁の構成は、内壁は62mm厚さの集成材を凸凹に組み合わせ、弁柄入りの柿渋で仕上げ、外壁は焼き杉を磨き上げた上で凸凹をつけることで、内外の壁が同じように繋がって見える工夫をしました。床は内部・外部とも人研ぎ仕上げとなっています。

主な受賞

ARCASIA Awards for Architecture 2015 金賞(個人住宅部門)
LEAF Awards 2013
 最優秀賞受賞(個人住宅部門)
第16回木材活用コンクール 「優秀賞」
2013
年度 JIA 「日本建築家協会賞」
平成26年度 日事連建築賞 「優秀賞」

掲載雑誌

日事連2015年4月号
現代日本の建築 Vol.5 (ART BOX JAPAN)
南日本新聞 2015年2月22日

書籍

『日本、家の列島』2017年(鹿島出版会)

TV番組

Fremtidens Drømmeboliger(デンマーク)

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竣工2012/07
所在地千葉県鎌ヶ谷市
建築用途専用住宅
敷地面積178.23㎡(53.91坪)
建築面積99.85㎡(30.20坪)
延床面積99.85㎡(30.20坪)
構造木造
階数地上1階
意匠設計山下保博+庭本卓実/アトリエ・天工人
構造設計名和研二/すわ製作所
施工管理二宮康秀+齋藤文美雅/二宮建設
写真撮影SOBAJIMA, Toshihiro

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