アトリエ・天工人改修設計、平戸瀬戸を一望する「平戸城・城泊」

平戸城・城泊 [改修]

長崎県平戸市のシンボルである平戸城は、平戸島と九州本島の狭間にある瀬戸を一望できる高台にあります。江戸時代に平戸藩主・松浦氏が築城した当初の城は廃藩置県により解体され、1960年代に天守閣と4つの櫓が再建されました。そのうちのひとつ、懐柔櫓(かいじゅうやぐら)を改修し、宿泊施設とするプロジェクトです。

2019年平戸市により、宿泊施設化の改修・運営事業者が公募され、株式会社百戦錬磨、日本航空株式会社(JAL)およびアトリエ・天工人の3社JVが選定されました。

かつて南蛮貿易の中心地として繁栄した平戸のもつ、「歴史」・「アート」・「食」のポテンシャルを最大限に活かし、富裕層のインバウンド客をメインターゲットに、桃山~江戸時代の美意識を現代に伝える贅沢な空間づくりを行います。

インテリアの基調はクリムトなどにも強い影響を与えた「琳派」をイメージし、東洋と西洋の出会いの地における城主体験を華やかに演出します。九州出身の美術家、小松孝英さんによる壁画を中心に、地元産の素材をできる限り採り入れたデザインをしていきます。

既存の躯体はほぼそのまま活用していきますが、唯一、バスルームだけは増築します。海に面する南東側一階に付け加えられる3面ガラス張りのバスルームは、外観としては城の外観を大きく変えることなく、内部からは平戸瀬戸を見渡すことができ、宿泊客にとってハイライトのひとつとなるでしょう。

観光庁をはじめ日本政府は、訪日観光客が楽しめる滞在型宿泊コンテンツのひとつとして「城泊(しろはく)」整備の推進を表明しています。そのモデルケースである本プロジェクトは、日本初の常設「城泊」施設として、2020年夏にオープンする予定です。

 

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竣工2020年 6月(予定)
所在地長崎県平戸市岩の上町亀岡1458
建築用途宿泊施設
延床面積123.87㎡
構造鉄筋コンクリート造
階数地上2階
意匠設計山下保博、松野勉、中田喜之/アトリエ・天工人、貞方正一、古賀広宣/貞方設計事務所
構造設計黒岩裕樹/黒岩構造設計事ム所
設備設計永安久幸/YAS設備設計事務所、田村広勝/COCORO設計
協力企業百戦錬磨、日本航空

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