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名古屋の住宅/地場の外壁下地

地域素材を使った外壁左官壁の下地材として、今回は地場の桧の木摺りを使います。最近ではベニヤ下地となる事も多いのですが、今回施工をして頂いている渡邊工務店さんが材木に強く、現場監督さんは「ベニヤより安いくらいの感覚です」と話しています。
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見慣れないと遠目に見て仕上げかと勘違いをしそうです。クライアントさんと現場で決めたバルコニーの斜めの手摺腰壁や内部の断熱吹付け工事も順調に進んでいます。

名古屋の住宅/地域素材

中部地方の地域素材というと、何と言っても「木曽ヒノキ」が有名ですが、今回は愛知・東海エリアの地域素材を掘り起こしながら仕上げの選択をしていきます。愛知県瀬戸市と言えば、「瀬戸物」として焼き物が有名です。それは良質な「陶土」がある事と強い関係があるのですが、実は「硅砂」の産出量も非常に多く、この硅砂を使ったり、硅砂を生成する際に排出される「キラ」という廃棄物を使うことが出来ないかという事を職人さんを含めて打合せをしていきます。
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写真左は、硅砂を骨材として使用した土間仕上げです。今回の現場に入って頂く左官職人さんが20年近く前に施工したのですが、いまでも問題はありません。写真右は「キラ」を骨材として使った外壁の左官仕上げのサンプルです。色や押さえ方を数パターン試して頂き、建物全体の仕上がりをイメージしながら、何度もやり取りをして仕上げを決定していきます。

名古屋の住宅/床を支える基礎

3.5mの跳ねだしの床を支えるためには、基礎も通常の木造住宅とは違った作り方で、まずは地面をかなり掘らなければ鉄筋が組めません。
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写真の様に掘削をした上で砂利をしいて、捨てコンを打設して均した上で、鉄筋、型枠と組み上げていきます。
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木造の住宅では余りみない、とても大きな基礎です。
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コンクリートを打設した後で、基礎の梁の隙間を砕石で埋めていきます。建物全体の重量をしっかりと支持地盤に伝えるためには無くてはならない重要な工事です。完成した後には分からなくなりますが、跳ねだしの床を安全に作るためには、一番最初が肝心です。

名古屋の住宅/片持ちの床

柱と梁が立ち上がると、現場は仮囲いのシートで覆われます。
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そうなると、外観のイメージは、仕上げ工事が終わるまで分かりにくくなるのですが、今回の住宅はで3.5m跳ねだしたコンクリートの床で支えられています。少し前の工程になりますが、基礎が打ち上がった段階の写真で良く分かります。
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写真の時は、現場で模型を使いながら窓の大きさや向き、光の入り方をクライアントと確認をしている様子です。

名古屋の住宅/内部造作

複雑な形をした屋根の下に広がる空間が現れてきました。登り梁、隅木を組み合わせた大工さん泣かせの構造ですが、屋根面がねじれない様に勾配、高さをそれぞれ設定しています。道路側に取られたテラスは、視線を遮りながら上部、側面から光が入るような作り方になっています。
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名古屋の住宅/板金工事

外部の工事が着々と進んでいます。複雑な形をした屋根を覆うガルバリウム鋼板の一文字葺きです。
形が複雑な上に、雨樋や、テラスの上の開口などがあり、複雑な取り合いとなっていますが、かなり腕の良い板金屋さんなので綺麗に仕事が進んでいます。
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屋根材はどうしても地域の素材を使うのは難しいのですが、今後進む外壁工事や内装工事には出来る限り愛知県、東海地方の材料を使った住宅になります。