現在、アトリエ・天工人で“価値の再編“のために「時間」「環境」「cross‐culture」をテーマに進めている、「古民家プロジェクト」の第三弾。
このプロジェクトでは福島県の海側の都市 いわき市に建つ築120年を数える古民家のリデュースに取り組んだ。失われつつある地域特有の建築様式、文化、技術などを今に伝える古民家の本来の価値を取り戻す事。
そこに現代のライフスタイルに適応した住宅としての機能を添付する事で価値の再編を行った。トップライトから屋内に過去と現在をつなぐ光を導き、メーカー と開発した断熱材を使用することで環境型の建築へと変化させる。サイディングに覆われた外観を耐久性に優れた素材を使い以前の姿へと蘇らせ、失われていた 当時の形態を現代に残すことにより、文化の継承を担う。
3つの意味を併せ持つこの建築には従来とは違う新しい価値が構築されている。
竣工 | 2009/10 |
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所在地 | 福島県いわき市 |
建築用途 | 専用住宅 |
敷地面積 | 187.45㎡(56.70坪) |
延床面積 | 222.10㎡(67.18坪) |
構造 | 木造 |
階数 | 地上2階 |
意匠設計 | 山下保博+佐野文彦+壹岐敏直/アトリエ・天工人 |
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施工管理 | 齊藤和久/渡辺組 |
写真撮影 | SOBAJIMA Toshihiro |