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「かたちが語るとき ポストバブルの日本建築家たち(1995-2020)」に展示されました。

ADAN(日本建築設計学会)主催の「かたちが語るとき ポストバブルの日本建築家たち(1995-2020)」
の展覧会がフランス・パリ文化会館、神戸の兵庫県立美術館ギャラリー棟3階にて開催され、ボルトンが紹介されました。

日本の建築シーンを牽引する1960年以降生まれの建築家約35組による、力強く語る「かたち」を持ったプロジェクトを紹介する、五十嵐太郎キュレーションによる展示。FRACサントル=ヴァル・ド・ロワールとパリ日本文化会館で行われた同展の内容を更新して紹介。ル・コルビュジエによって1929年に改修され、昨年奇跡の浮上を遂げた、日本建築設計学会がその保存に関わる「アジール・フロッタン」の展示も同時開催。

兵庫県立美術館ギャラリー棟3階では12月21日までの展示となります。

会期:12月2日(木)〜12月21日(火)月曜日休
会場:兵庫県立美術館ギャラリー棟3階

入場料:無料
また、1月12日~2月19日の間に京都市京セラ美術館でも開催されます。
詳しくは以下の内容をご覧ください。
ぜひ足をお運びください。

奄美大島で初『伝泊 The Beachfront MIJORA』が2021年度グッドデザイン金賞を受賞

山下保博 および山下が代表をつとめる建築設計事務所アトリエ・天工人(東京都渋谷区)が設計した宿泊施設『伝泊 The Beachfront MIJORA』は、このたび公益財団法人日本デザイン振興会主催の2021年度グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)を受賞しました。奄美大島では初となる金賞受賞で、今回の受賞では、宿泊施設のデザイン的な練度、及び建築家自らが奄美の地域課題を多方面から解決し島の持続的な運営を目指す活動内容、新たな職能のあり方の提示という点で評価をいただきました。当社では今回の受賞を契機に「伝泊」※のブランド認知拡大を図るとともに、地域に利益を還元させ「誰一人、何一つ取り残さない社会」の実現を目指していきます。

※「伝泊」とは、山下保博が奄美群島で手がける、伝統的・伝説的な建築と集落と文化を次の時代に伝えるための宿泊施設です。詳しくは、以下「伝泊 とは」をご参照ください。

弊社代表 山下保博 受賞コメント
2021年度グッドデザイン金賞に選んでいただき大変感謝しております。また、建築だけでなくまちづくりとして本取組を評価していただけたことを何よりも嬉しく思います。奄美は今年世界自然遺産に認定されましたが、それ以上に何百年も小さな集落単位でそれぞれの文化・伝統を持っていることが特徴的な地域です。この独自の集落文化を守るべく、今後とも微力ながら支えていきたいと思っています。

グッドデザイン賞審査委員による評価コメント(一部抜粋)
奄美大島の分散型宿泊施設の計画。その目的は、介護や障害者ケアの不足、少ない就労機会といった島に内在する諸問題を解決し、持続可能な豊かな生活圏とすることにある。 施設は、ビーチフロントの新築のビラと、島内の既存古民家を改修した宿、そしてスーパーマーケットだった建物を改修したセンター施設からなる。審査対象となった施設群の宿泊者は施設内だけでなく、奄美大島特有のゆったりとした日常の暮らしの中を周遊し、島人とも交流することになりその経験自体が旅の喜びとなるのだろう。どの施設もデザイン的な練度も高く、建築家自らが島の持続的な運営を担うという新たな職能のあり方を提示しており、高く評価した。

施設名称:伝泊 The Beachfront MIJORA(WEBサイト:https://den-paku.com/the-beachfront-mijora/ )
施設概要:
伝泊 The Beachfront MIJORAは豊かな森と美しい海に恵まれた世界自然遺産の奄美大島にある高級ヴィラリゾート施設です。「島の自然と対話する」をコンセプトに、ガラス越しに広がる大自然を通じて日常の喧騒を忘れ、心をほぐす宿泊体験をお届けしています。

建築家:山下保博 ×(アトリエ天工人+奄美設計集団)
グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/52624?token=hDBFO59mIh

伝泊 とは
3種類の宿泊施設『伝泊 古民家』『伝泊 奄美 ホテル』『伝泊 The Beachfront MIJORA』と、複合施設『まーぐん広場』の運営を行い、観光客と地元住民との交流を促進するまちづくりを行っています。

奄美大島には、豊かな自然や生態系が育まれており、2021年には世界自然遺産に登録されました。同様に、様々な歴史の経過の中で約360の集落文化が何百年も継承されており、「しま」(集落)は世界に誇る奄美の貴重な文化資源です。それらを伝泊では「奄美の宝」と捉え、守りたい、未来へ伝えていきたいという思いから、2016年に「伝泊」はスタートしました。

グッドデザイン賞 とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。

受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

https://www.g-mark.org

【お知らせ】山下保博の公式サイトがオープンしました。

地域の伝統・伝説・日常があなたの街を元気にする
小さな集落を取り残さない社会を実現

建築家として、これまで見向きもされない埋もれた素材に着目し、その声を聴き、新しい建築素材と地域活性の材料として再編集してきました。
現在は、小さな集落を基本してネットワークを作りながら、観光に訪れる人と新たな関係性を構築するまちづくりを実践しています。

SDGs推進を主眼に、人間と自然との関係性に「時間」を介して、次なる希望を現実化していきます。

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建築家としてまちづくり、宿泊施設などの取組をご紹介していきます。
山下保博の公式サイトをよろしくお願いいたします。

【掲載情報】『地域商社の基本と仕組みがよ~くわかる本』

天工人の関連会社、奄美イノベーション株式会社(本社:鹿児島県奄美市、代表取締役:山下保博)が、書籍『地域商社の基本と仕組みがよ~くわかる本』(著者:中村郁博、発行:秀和システム)で、地域商社のケーススタディの一例として紹介されました。

奄美イノベーションは、アトリエ・天工人が手掛ける街づくりプロジェクトの、奄美における運営主体で、天工人が改修・設計を行った宿泊施設「伝泊」と地域包括ケア的施設「まーぐん広場」を運営しています。

図解入りで地域商社の定義からビジネスモデル、設計・運営のポイントまで詳説されている本書、街づくりや地方創生に興味のある方はぜひお手に取ってご覧ください。

加計呂麻島、伝泊リリーの家

奄美イノベーションが運営する「伝泊」のひとつ、加計呂麻島「リリーの家」

奄美大島笠利町「まーぐん広場」

奄美市笠利町「まーぐん広場」

地域商社の基本と仕組みがよ~くわかる本

 

【講演】2月24日「北陸で出会う、工芸の可能性」シンポジウムに登壇いたします。

アトリエ・天工人代表の山下保博は、2月24日、石川県小松市で開催される「北陸で出会う、工芸の可能性」シンポジウムにパネリストとして登壇いたします。

 

原研哉日本デザインセンター代表取締役による基調講演、秋元雄史東京芸術大学大学美術館長・教授がモデレーターをつとめるトークセッションのほか、北陸の工芸を体験できるワークショップやエキシビションと、色々な角度から北陸の工芸に「出会う」ことができます。

 

シンポジウムは先着順、要申込です。ぜひご参加ください。
※ワークショップ、エキシビションは申込不要
※ワークショップは一部有料

【日時】 2020年2月24日(月・祝)13時開場 18時終了

【会場】 こまつ芸術劇場うらら

     (石川県小松市土居原町710番地)

【定員】 250名(参加無料)

【参加申込】https://forms.gle/DgFa942WK7yjmZ9Y9
         https://www.facebook.com/hokurikukogei/

北陸で出会う、工芸の可能性 フライヤー

北陸で出会う、工芸の可能性 フライヤー裏 (さらに…)

【掲載情報】奄美「伝泊」の広告記事が日本経済新聞に掲載されました。

2019年12月24日付日本経済新聞朝刊に、「伝泊」を紹介する広告記事が掲載されました。

アトリエ・天工人と奄美設計集団が空き家・空き施設の改修を手掛け、天工人関連会社の奄美イノベーション株式会社が運営する「伝泊」は、伝統的・伝説的な建築と集落と文化を次の時代に伝える宿泊施設です。

単なる観光振興にとどまらず、福祉も含め地域と共生する地方創生の理想的な事例として、今後の展開や挑戦についてもご紹介いただきました。

日本経済新聞2019年12月24日広告記事・伝泊奄美編