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グループブランド公式サイト「山下保博とまちづくり」がオープン

グループブランド公式サイト「山下保博とまちづくり」発足のストーリー


代表・山下保博/建築家より

私は、これまで建築家として素材・構造・構法の開発を得意としながらたくさんの建築を創ってきました。しかし、建築という「点」のデザインでできることに限界を感じ始め、徐々に社会=「面」をデザインする「まちづくり」に関心を持つようになり、長年の研究を経て故郷の奄美群島で実践に励んできました。様々な取り組みを進める中で、現在は「面」から「立体」へと厚みを帯びながら、ありがたくも成長してきました。
人間が37兆個の細胞で構成されているように、集落同士がつながることで都市や国を形成し、そこに外部の情報が入ることで健全なコミュニティになると考えるようになりました。奄美群島を舞台に培ってきた私たちの経験を活かし、私たちを必要としている集落の持続化に貢献するために、このブランドサイトを発足しました。

 

新ブランド公式サイトのトップページ

グループブランド公式サイト「山下保博とまちづくり」は、「株式会社アトリエ・天工人」と伝泊を運営する「奄美イノベーション株式会社」の設立記念日の7月10日に合わせて、オープンいたします。

 

新グループブランド公式サイトのビジョン

「世界の集落の小さな声に寄り添い、
美と健康のまちをつくりだす。
そんな幸せのイノベーションを 奄美から世界へ」

 

環境配慮型リトリート宿泊施設開発支援にむけて

私たちは、稼ぐ地域を創る「環境配慮型リトリート宿泊施設の開発」をワンストップで提供いたします。これまでの実績や経験を活かし、土地探しから設計・監理、宿泊施設の運営コンサルティング、地域の食や技術のプロデュース、地域連携の構築まで、その地域にふさわしい開発と運営の方法を支援します。

 

ロゴに込めた想い

新しく誕生したグループブランド公式サイトのシンボルマークは変化しつづけます。常に成長と循環を繰り返している組織であることや、小さな声に寄り添うためにはどんな形や思考にも自らが柔軟に対応すべきであるとの考えから生まれました。
また、ロゴの緑色は、奄美群島に広がる豊かな植物の色です。植物が水や光で光合成して養分を生み出すように、自然や素材、地域の伝統を吸収し、集落の豊かな暮らしを作りだすといった循環を意味しています。

 

私たちの組織について

東京と奄美大島にて、6つの組織で構成されています。

 

1. 株式会社 アトリエ・天工人

1991年に設立した建築家・山下の根幹となる組織で、素材の声を聴くクリエイティブな設計集団として、国内外の建築設計やまちづくりに取り組んでいます。

 

2. 奄美イノベーション 株式会社

2016年に設立し、奄美群島の宿泊施設「伝泊」や地域交流拠点「まーぐん広場」、高齢者施設等を運営し、集落住民と観光客の交流や地元雇用を創出しています。

 

3. 株式会社 奄美設計集団

アトリエ・天工人の支店として2015年に設立し、建築設計や不動産業を通して奄美群島を中心に、まちづくりも行っています。

 

4. 一般社団法人 しま・ひと・たから

2019年に設立し、地域活性のプラットフォームを目指し、様々な島内外の企業・行政・教育機関とともに奄美群島のまちづくりを行っています。

 

5. 一般社団法人 ウェルネス.M

2021年に設立し、医療従事者の参画によるまちづくりや商品開発を通して、様々な地域のウェルネス向上に貢献します。

 

6. 株式会社 伝泊+工芸

2019年に設立し、奄美群島で誕生した「伝泊」を全国に展開するための組織で、現在は石川県小松市で「伝泊 小松」を運営しています。

平素よりお力添えいただいている皆様へ、グループ発足のこの機会をお借りして、日頃の感謝をお伝え申し上げます。今後も小さな声に寄り添い集落を幸せにするまちづくりを、各地域の皆様と力を合わせて行ってまいります。

 

本件に対する問い合わせ先

奄美イノベーション株式会社が取り組むまちづくりプロジェクトに関する写真データや施設資料を用意しています。
ぜひお問い合わせ先までご連絡ください。

グループブランド公式サイト「山下保博とまちづくり」
広報担当:山下まかは

TEL:03-6439-5540 MAIL:info@yamashita-yasuhiro.net

西日本で初! 奄美大島「伝泊」が国際的なエコラベル「グリーンキー」を取得 〜奄美の自然・集落・人に優しい宿泊施設の運営を目指します〜

グリーンキー(Green Key)取得の概要


対象施設の名称:新築の宿泊施設、改修をコンセプトにした宿泊施設のカテゴリーごとに、宿泊施設(一般部門)ならびに宿泊施設(15部屋以下小規模部門)の2部門の「グリーンキー」エコラベルの取得をいたしました。

・新築の宿泊施設:伝泊 The Beachfront MIJORA
・改修をコンセプトにした宿泊施設:伝泊 古民家(笠利地区のみ) / 伝泊 奄美 ホテル / 伝泊 フレンドリー


グリーンキー(Green Key)とは


「グリーンキー」とは、環境に配慮したホテル・レストラン・キャンピング場などに付与される国際的なエコラベルのこと。1994年、デンマーク環境保護庁(Danish Environmental Protection Agency)の支援を受け、デンマークのホテルに対するエコラベル制度としてスタートし、現在、日本の6施設を含め66カ国や地域・約3,100以上の施設がこのエコラベルを取得しています。
エコラベル取得には、水・エネルギー消費の削減、廃棄物の減量、オーガニック商品の活用など、94項目の基準のうち80以上の基準を満たすことが要件となっています。グリーンキーのエコラベル基準にはマネジメントやコミュニケーションに関するものも盛り込まれており、従業員・宿泊客・仕入先などホテルに関わる全ての人々への環境教育の推進にも力を入れているのが特徴的。また、グリーンキーの有効期限は3年ごとの更新が必要であるため、ホテルは継続的な環境への取り組みが不可欠となっております。

【受賞】奄美大島の宿泊施設「伝泊」がデザイン性やまちづくりの取り組みを評価され「Best Luxury Resort Architecture in Japan 2022」を受賞しました

Luxury Lifestyle Awards とは


ラグジュアリーライフスタイルアワードは、2008年より14年間続くアワードで、世界中の120の地域から400以上のカテゴリー、5000種類以上の商品を評価し、最も優れた商品やサービスを選定するグローバルアワードであり、評判・信頼性・創造性・ブランドの認知度・卓越性など合計9つの項目で審査されます。リッツカールトンやフェアモント等の5つ星ホテルから小さな店舗まで、様々な分野の最高のブランドを選ぶ【世界的権威のある賞】と言われています。 ※もう2組日本人の受賞者のことも山下さんへ再チェック頂く

代表 山下保博 受賞コメント


私は、故郷の奄美群島で受け継がれてきた集落文化とそれを担ってきた人々こそが世界に誇るべき貴重な宝であると考え、「伝泊」や「まーぐん広場」の運営を通してまちづくりに取り組んできました。現在では奄美大島北部で最大規模の民間企業となり、地元の住民や企業などたくさんの方に関わっていただいています。この度こういった評価をいただいたことは、従業員及び地域関係者にとって自分たちの文化を誇りに思い、さらなる向上心と主体性をもって文化の維持に努められるきっかけになると考えています。今後より地域との連携を深め、持続可能な観光の実現や奄美の美しさを受け継いでいくために取り組んでまいります。

審査委員による評価コメント(一部抜粋)


株式会社アトリエ・天工人は、地域の社会構造を考慮しながら、地域と調和する建物や景観を設計し、協力関係を構築することを信条としています。奄美大島で展開されるラグジュアリーなプロジェクトは、そのこだわりを体現しており、健全なコミュニティづくりに貢献しています。

2021年7月に世界自然遺産に指定された自然と文化に恵まれた奄美大島では、多くの集落が廃墟となった古民家や、過剰な観光による地域コミュニティの破壊など、危機的な状況に置かれています。山下保博氏が代表を務める奄美イノベーション株式会社では、地域のリノベーションと再生に取り組み、現在はレストランや高齢者施設、物産・ギャラリー、十分な宿泊施設などを運営しています。

受賞した施設は、何百年もの間続く奄美群島の多様な集落文化の維持に大きく貢献しています。

受賞施設


・『伝泊 The Beachfront MIJORA』『2 waters』
(プロジェクト詳細:https://yamashita-yasuhiro.net/
2019年7月にグランドオープンした「伝泊 The Beachfront MIJORA(でんぱく ざ びーちふろんと みじょら)」は、豊かな森と美しい海に恵まれた世界自然遺産の奄美大島にある高級ヴィラ リゾート施設です。「島の自然と対話する」をコンセプトに、ガラス越しに広がる大自然を通じて日常の喧騒を忘れ、心の奥行きを整える宿泊体験を提供しています。その後、2021年4月にレストラン&バー、五角形インフィニティプール、宿泊レセプションなどを含めた複合施設「2 waters」(トゥー ウォーターズ)がオープンいたしました。

【受賞】第12回 地域再生大賞で優秀賞を受賞しました 〜島の伝統建築・空き家を活用して島の魅力を高める活動を評価〜

地域再生大賞 とは


地方新聞46紙と共同通信社が、地域に活気を与え魅力を高める活動に取り組み、成果を上げた団体を表彰しようと2010年度に設けました。人口減少、高齢化、格差、災害など、地域の課題解決に挑む団体を応援する思いを込めました。毎年度、秋に新聞社などが計50の団体を大賞候補として推薦。選考委員が書類審査、現地調査を経て年明けに大賞、準大賞、ブロック賞、優秀賞などを決定します。受賞団体の取り組みは新聞紙面やインターネットで多角的に報道します。(地域再生大賞 WEBサイトより引用)

地域再生大賞のWEBサイトはこちら

奄美大島で初『伝泊 The Beachfront MIJORA』が2021年度グッドデザイン金賞を受賞

山下保博 および山下が代表をつとめる建築設計事務所アトリエ・天工人(東京都渋谷区)が設計した宿泊施設『伝泊 The Beachfront MIJORA』は、このたび公益財団法人日本デザイン振興会主催の2021年度グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)を受賞しました。奄美大島では初となる金賞受賞で、今回の受賞では、宿泊施設のデザイン的な練度、及び建築家自らが奄美の地域課題を多方面から解決し島の持続的な運営を目指す活動内容、新たな職能のあり方の提示という点で評価をいただきました。当社では今回の受賞を契機に「伝泊」※のブランド認知拡大を図るとともに、地域に利益を還元させ「誰一人、何一つ取り残さない社会」の実現を目指していきます。

※「伝泊」とは、山下保博が奄美群島で手がける、伝統的・伝説的な建築と集落と文化を次の時代に伝えるための宿泊施設です。詳しくは、以下「伝泊 とは」をご参照ください。

弊社代表 山下保博 受賞コメント
2021年度グッドデザイン金賞に選んでいただき大変感謝しております。また、建築だけでなくまちづくりとして本取組を評価していただけたことを何よりも嬉しく思います。奄美は今年世界自然遺産に認定されましたが、それ以上に何百年も小さな集落単位でそれぞれの文化・伝統を持っていることが特徴的な地域です。この独自の集落文化を守るべく、今後とも微力ながら支えていきたいと思っています。

グッドデザイン賞審査委員による評価コメント(一部抜粋)
奄美大島の分散型宿泊施設の計画。その目的は、介護や障害者ケアの不足、少ない就労機会といった島に内在する諸問題を解決し、持続可能な豊かな生活圏とすることにある。 施設は、ビーチフロントの新築のビラと、島内の既存古民家を改修した宿、そしてスーパーマーケットだった建物を改修したセンター施設からなる。審査対象となった施設群の宿泊者は施設内だけでなく、奄美大島特有のゆったりとした日常の暮らしの中を周遊し、島人とも交流することになりその経験自体が旅の喜びとなるのだろう。どの施設もデザイン的な練度も高く、建築家自らが島の持続的な運営を担うという新たな職能のあり方を提示しており、高く評価した。

施設名称:伝泊 The Beachfront MIJORA(WEBサイト:https://den-paku.com/the-beachfront-mijora/ )
施設概要:
伝泊 The Beachfront MIJORAは豊かな森と美しい海に恵まれた世界自然遺産の奄美大島にある高級ヴィラリゾート施設です。「島の自然と対話する」をコンセプトに、ガラス越しに広がる大自然を通じて日常の喧騒を忘れ、心をほぐす宿泊体験をお届けしています。

建築家:山下保博 ×(アトリエ天工人+奄美設計集団)
グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/52624?token=hDBFO59mIh

伝泊 とは
3種類の宿泊施設『伝泊 古民家』『伝泊 奄美 ホテル』『伝泊 The Beachfront MIJORA』と、複合施設『まーぐん広場』の運営を行い、観光客と地元住民との交流を促進するまちづくりを行っています。

奄美大島には、豊かな自然や生態系が育まれており、2021年には世界自然遺産に登録されました。同様に、様々な歴史の経過の中で約360の集落文化が何百年も継承されており、「しま」(集落)は世界に誇る奄美の貴重な文化資源です。それらを伝泊では「奄美の宝」と捉え、守りたい、未来へ伝えていきたいという思いから、2016年に「伝泊」はスタートしました。

グッドデザイン賞 とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。

受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

https://www.g-mark.org

【お知らせ】山下保博の公式サイトがオープンしました。

地域の伝統・伝説・日常があなたの街を元気にする
小さな集落を取り残さない社会を実現

建築家として、これまで見向きもされない埋もれた素材に着目し、その声を聴き、新しい建築素材と地域活性の材料として再編集してきました。
現在は、小さな集落を基本してネットワークを作りながら、観光に訪れる人と新たな関係性を構築するまちづくりを実践しています。

SDGs推進を主眼に、人間と自然との関係性に「時間」を介して、次なる希望を現実化していきます。

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建築家としてまちづくり、宿泊施設などの取組をご紹介していきます。
山下保博の公式サイトをよろしくお願いいたします。