宮城県女川町2012年5月7日

アトリエ・天工人では少しでも東北の復興を支援できればと、様々な形での活動を行なっています。
地震や津波の様子などは色々な情報から目にする機会があると思いますので実際のプロジェクトの進行状況や何らかのイベント、出会った人や風景など、私達が実際に見て聞いた情報を少しづつこのブログでご報告していきます。

地震から1年以上が経過した、連休明けの2012年5月8日に宮城県女川町に行きました。
町内の高台にある町立病院前からの写真です。

横倒しになったRC造の建物などいくつかは公園の中にそのまま残される計画となっているようです。
下はほとんど同じ場所からの2012年1月30日の写真です。

今回の女川滞在中に目に付いたのは、2枚目の写真にある茶色い建物「マリンパル」が解体されていた事でした。現地では気付かなかったのですが、周辺の基礎なども少しづつ撤去が進んでいる事が写真を比べると分かります。

女川高校前には、木造の仮設の商店街も4月末にオープンしました。

こちらも1月の段階では工事中だったのですが、連休中は観光客も多く訪れ地元の特産品などを購入することができます。

瓦礫の撤去や商店街の再開など確実に色々な事が進んでいるのですが、商店街が再開した事で、無料の支援物資などが届くと、困る場合が出てくるなど、新しい問題も出てきているという話しも聞きました。

現地の状況・ニーズも変わっていき、被災地といっても街や集落ごとで状況が変わる事をこの1年間で東北の色々な場所に行って話しを聞いているので、このブログで少しづつ紹介していきます。