ホームビルダーさん、職人さんの頑張りで、工事は順調に進み年内のお引渡しで進んでいます。改築工事の場合、解体を進めてみて始めて分かる部分もあるため、工程など読み切れない部分があるのですが、予想外のトラブルはありませんでした。そのためにも基本となるのが、設計前、工事契約前での事前調査です。
今回は設計を始める前にホームビルダーさん、大工さんとで細かく既存家屋の状態を調査しました。
写真左は2階の天井裏部分です。今回は天井を取り外し、勾配なりに新しく天井を作り、大きな吹き抜け空間にトップライトを追加しています。事前調査の段階で、梁や束など構造部材の状態も良い事が確認できたので、部材の交換の必要などはありませんでした。
写真中は床の水平剛性を確保する火打ち材です。こちらもスチールの物が確認できたので、床の強度など問題ありませんでした。
写真右は、基礎と土合との取り合い部分を確認している様子です。水平剛性を保つ筋交いとその取付金物、基礎と土台を緊結するアンカーなど全て確認し、建設当時の建築基準法を満たしている事が分かりました。それを踏まえて、増築部分、既存の改修部分について、確認申請を提出しました。
細かな設計が進んできた段階で、電気設備・給排水設備についても職人さんと既存部分の確認をして、設計内容に検討を重ね、工事に入りました。この様な積み重ねが、順調な工事に繋がっています。
新たにリビングになる2階部分は4つの個室に分けられた空間でしたが、その内2室の間仕切りを取り払い、増築部分と一体となったリビングに生まれ変わります。
12月24日にオープンハウスが行われますので、是非お越しください。