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川越市A邸増改築

24日のクリスマスイブのオープンハウス、年内の引渡しに向けて最後の仕上げ、塗装工事に入っています。
工事中は養生がされているので分かりませんが、仕上げもほぼ全ての箇所を目視で確認でるようになりました。
フローリング、造作家具等の木部はオスモ塗装される事で、色合いに落ち着き、
階段などの鉄骨部は錆止めの下地の状態から、仕上りと認識できる色に塗られてきます。
1階にご両親がお住まいの中の工事で、ご迷惑をお掛けする事も多かったと思いますが、施工のホームビルダーさん、職方さんの丁寧な工事のおかげで大きな問題も無く最後まで来ることができました。
お母様から頂いた、「お好み焼き味のたいやき」の写真です。
大工さん曰く「色々頂いたので、この現場に来るようになって太った」との事。

川越市A邸増改築

足場の解体も終わり、いよいよ工事も終盤の仕上げ段階です。
既存部分と対比させる様な構成とすると、取って付けたような印象を与えてしまうため、本計画では既存部分のグレーのサイディングに対して、シルバーのガルバリウムの外壁を選択しました。プロジェクト1000の基本タイプである、サポートウォールの考え方により、構造補強とプライバシーの確保を実現しています。
内部は、キッチンの対面カウンターと吊戸、テレビ台をマコレの突き板仕上げとし、オークのフローリング、既存の梁や束などの大らかな印象と対比的です。

川越市A邸増改築

ホームビルダーさん、職人さんの頑張りで、工事は順調に進み年内のお引渡しで進んでいます。改築工事の場合、解体を進めてみて始めて分かる部分もあるため、工程など読み切れない部分があるのですが、予想外のトラブルはありませんでした。そのためにも基本となるのが、設計前、工事契約前での事前調査です。

今回は設計を始める前にホームビルダーさん、大工さんとで細かく既存家屋の状態を調査しました。

写真左は2階の天井裏部分です。今回は天井を取り外し、勾配なりに新しく天井を作り、大きな吹き抜け空間にトップライトを追加しています。事前調査の段階で、梁や束など構造部材の状態も良い事が確認できたので、部材の交換の必要などはありませんでした。

写真中は床の水平剛性を確保する火打ち材です。こちらもスチールの物が確認できたので、床の強度など問題ありませんでした。

写真右は、基礎と土合との取り合い部分を確認している様子です。水平剛性を保つ筋交いとその取付金物、基礎と土台を緊結するアンカーなど全て確認し、建設当時の建築基準法を満たしている事が分かりました。それを踏まえて、増築部分、既存の改修部分について、確認申請を提出しました。

細かな設計が進んできた段階で、電気設備・給排水設備についても職人さんと既存部分の確認をして、設計内容に検討を重ね、工事に入りました。この様な積み重ねが、順調な工事に繋がっています。


新たにリビングになる2階部分は4つの個室に分けられた空間でしたが、その内2室の間仕切りを取り払い、増築部分と一体となったリビングに生まれ変わります。

12月24日にオープンハウスが行われますので、是非お越しください。

川越市A邸増改築


外壁工事も順調に進んでいます。
既存部分の1階にご両親が住み、増築部分と既存部分の2階に夫婦+子供1人が住む2世帯住宅ですが、写真左は2階の新規玄関部分へのアプローチ部分です。
工事の関係上、ベニヤで屋根をかけていますが、最終的には吹抜けとなります。
外部工事が進むと同時に、既存屋根へのトップライト取付け、断熱材のウレタン吹付、ロフトへ上がる鉄骨階段の設置など下地の状態できっちりと工事をすることが、仕上りの良さにつながります。

ご両親が住む家に増改築を加え2世帯住宅にしていく「家」のあり方は
ストック利用、コミュニケーション、時間の継承等の様々な観点からもこれからの時代に適している気がします。

川越市A邸増改築


解体がほぼ終了し、天井があり分からなかった小屋組、屋根の形が現れてきました。
棟木を支える束には、新築時の上棟式で使った弊串もしっかり残っていました。
既存家屋もしっかりとした作りである事が、解体をしても分かってきます。


左上の写真は、弊串が写っている写真と同じアングルで撮影したものです。
ロフトの床下地の合板が施工され、2畳分の納戸の大きさが分かります。
既存改築部、増築部にもサッシが取り付けられ、段々と新しい家の形に近づいてきます。
今週末は既存屋根へのトップライトの施工、断熱材の吹付け工事が行われます。

川越市A邸増改築


2011.10.22 現場打合せ
本日クライアントご夫婦と現場にてフローリング・器具について打合せをおこないました。
現場は増築部の躯体に合板が貼り終わっており、改築部の内部解体が始まっています。

今回の工事はご両親がお住まいのご実家の増改築のため、増築部で雨風をしのぐための合板を貼った後の既存家屋内部解体という工程を組んでいます。
これは増改築ならではの工程ですが、問題無く施工が進んでいるのは、工務店(ホームビルダー)さんの確かな技術の賜物です。

現場確認では、ご自宅が生まれ変わるのをクライアントさんが楽しんでくださっているのが印象的でした。
現在母屋にお住まいのお父様、お母様をはじめ、工事関係者の皆様、これからも安全第一で宜しくお願い致します。
年内竣工に向け、頑張っていきましょう!

川越市A邸増改築

配筋検査

増築部の基礎配筋のチェックに行ってきました。

配筋、アンカーボルト位置、かぶり厚などを細かくチェック。数カ所のかぶり厚の修正をお願いしたのみで、大きな是正はありませんでした。

綺麗な配筋で、既存の基礎との取り合いも、丁寧に仕上げられています。

工事関係者の皆さん、今後もよろしくお願いします!

川越市A邸


既存家屋測量
増改築工事と新築工事の違いは、既存家屋との取り合いがあることです。
既存家屋の図面と、実際に建っている家屋の整合性の確認のためには、時には壁に孔をあけ躯体を確認することも必要になります。
構造にとっても、防水にとっても、増築部分ととり合う既存家屋の躯体寸法確認作業は非常に重要な工程です。
本日は設計者立ち会いのもと、基礎・土台・梁・床・天井・軒天・軒先と、あらゆる寸法の最終チェックを行いました。
今週は地盤改良の予定です。
関係者の皆様、安全第一でよろしくお願い致します。

川越市A邸


平成21年の法改正により、既存不適格建築の増築基準が緩和されました。
その後、天工人では初の増築計画が『川越市A邸増改築工事』となります。
地縄および地盤調査。SS(スウェーデン式サウンディング)試験+ハンドオーガーによる地盤調査に立ち会いました。古くに作られた地下貯蔵庫があ るとのことで、位置の確認も一緒に行いました。安全で頑丈な基礎のために、怠ることはできない重要な検査。この試験結果をもとに、今後の計画を立てて行き ます。関係者の皆様、これからもよろしくお願い致します。