アトリエ・天工人では、土プロジェクトを通して東北地方の復興支援活動を行なっています。
今回は、宮城県南三陸町の歌津迎賓館「鍵」プロジェクトについてご報告したいと思います。
歌津迎賓館「鍵」
歌津迎賓館「鍵」とは、震災以後仮設住宅団地として利用されている平成の森の敷地内にて建設を進めてきた地域住民のための集会場です。
栃木の有志団体“チーム日光”が中心となり、多くのボランティアの方々と建設を進めてきました。
この建物は、1m程土を掘り出した竪穴式住居の様な形式をとっています。
今回は、その掘り出した土を材料として利用し、内壁を土ブロックで仕上げたいと依頼を受け、アトリエ・天工人では、現地での製作・指導を行いました。
製作風景
4月より製作を進めてきた土ブロックによる仕上げも完了し、5月23日の落成式にて歌津迎賓館「鍵」は南三陸町に寄贈されました。
落成式の様子
現地の土を使った土ブロックは住民の方々にも興味を持って頂く事が多く、また土ブロックで仕上げることでより多くの方々に親しまれる集会場として利用して頂ければと願っております。