コンクリートの耐久性を示す指標の一つに乾燥収縮があります。様々な要因からコンクリートにはひび割れが発生するのですが、その一つが乾燥収縮です。この乾燥収縮の要因にも様々あるのですが、使用材料やコンクリート配合に起因するものであれば、予め試験をすることで、どの程度収縮するのかを捉えておく事が可能です。
試験方法としては、7日間の水中養生をしたテストピースを標準養生をして1週間毎に収縮量を測定します。今回はダイヤルゲージ法です。
高炉B種セメントを資料した今回のシラスコンクリートは、乾燥収縮が大きいと予測されていたのですが、途中経過では極めて小さいという結果が得られています。細骨材や粗骨材の材料にも起因していると思われますが、様々なコンクリートとの比較をしていけば、その理由も明らかになると思われます。