所沢市N邸の地鎮祭を行いました。
風もなく穏やかに晴れ渡り、良い天気でこの日を迎えられました。
大通りから奥へ入ったところにある敷地で、
神主さんが工事の安全を祈る祝詞をあげられ、静かに執り行われました。
祭事中、厳かな雰囲気の中クライアントご家族の晴々とした表情が印象的でした。
地鎮祭の後、クライアントとご近所の方に挨拶に回り、
いよいよ着工となります。
関係者の皆さま、どうぞ宜しくお願いいたします!
中部地方の地域素材というと、何と言っても「木曽ヒノキ」が有名ですが、今回は愛知・東海エリアの地域素材を掘り起こしながら仕上げの選択をしていきます。愛知県瀬戸市と言えば、「瀬戸物」として焼き物が有名です。それは良質な「陶土」がある事と強い関係があるのですが、実は「硅砂」の産出量も非常に多く、この硅砂を使ったり、硅砂を生成する際に排出される「キラ」という廃棄物を使うことが出来ないかという事を職人さんを含めて打合せをしていきます。
写真左は、硅砂を骨材として使用した土間仕上げです。今回の現場に入って頂く左官職人さんが20年近く前に施工したのですが、いまでも問題はありません。写真右は「キラ」を骨材として使った外壁の左官仕上げのサンプルです。色や押さえ方を数パターン試して頂き、建物全体の仕上がりをイメージしながら、何度もやり取りをして仕上げを決定していきます。
コンクリートの耐久性を示す指標の一つに乾燥収縮があります。様々な要因からコンクリートにはひび割れが発生するのですが、その一つが乾燥収縮です。この乾燥収縮の要因にも様々あるのですが、使用材料やコンクリート配合に起因するものであれば、予め試験をすることで、どの程度収縮するのかを捉えておく事が可能です。
試験方法としては、7日間の水中養生をしたテストピースを標準養生をして1週間毎に収縮量を測定します。今回はダイヤルゲージ法です。
高炉B種セメントを資料した今回のシラスコンクリートは、乾燥収縮が大きいと予測されていたのですが、途中経過では極めて小さいという結果が得られています。細骨材や粗骨材の材料にも起因していると思われますが、様々なコンクリートとの比較をしていけば、その理由も明らかになると思われます。
今日、地元の中学生が職業体験のため、現場に来ていました。
中学生達に、実際に見て聞いて体験して、そこから働くことの目的や将来の夢の実現について考える力を身につけてもらうことが目的なんですね。
工務店の担当の方が一生懸命教えている姿が微笑ましかったです。