2014.11.21 断熱工事確認
松戸市の物件では断熱工事が完了しました。細かい粒子を壁に吹き付けるので、隙間もなく高気密、高断熱を実現できます。また、今回は床下暖房を採用しており、機器も設置していました。
内部ではフローリングが貼り始められました。190mmの幅広のフローリングを使っているので、伸びやかな空間になります。
外部は外壁の下地が貼られています。板金屋さんが腕の良い職人さんのため、大変綺麗な仕上がりになっています。毎日寒さが増していますが、安全第一でお願いいたします。
2014.11.21
本日完了検査が無事に済みました。
残す工程は塗装工事と外階段の打設のみとなりました。
足場がとれ、前面道路から見ると半分埋まったように見える特徴的な外観が見えてきました。
この家は「エアコンのいらない家」の著者YMOの山田氏監修のもと
快適な熱環境をデザインしたProject1000初の住宅です。
何気なく見える庇や窓にも位置や面積の工夫があります。
11月24日(月・祝日)にはクライアントのご厚意でオープンハウスを開催します。
当日は窓や庇以外の、室内の工夫もご紹介します。
是非お越し下さい。
ご予約はProject1000のホームページよりお問い合わせください。
2014.10.31 金物検査
10月初旬に上棟し、今日は構造設計者による金物検査。構造壁の位置や躯体に取り付く金物の検査を行いました。いつも大工さんが現場を綺麗にしてくれているおかげで、検査もスムーズに終えることが出来ました。
写真は2階のリビングです。南側に向いたハイサイドライトから十分な光が差し込んで気持ちの良い空間になりそうです。屋根も途中まで確認してきました。2人の大工さんに優秀な監督さんのおかげで、いつも密な打合せが出来ています。引き続き宜しくお願いいたします。
アトリエ・天工人では、品川区大井町に12世帯のコーポラティブハウス(分譲集合住宅)の設計を行っています。
戸建て住宅のように各住戸の内部空間については、それぞれのクライアントと共に設計を進めていきますが、
建物の外観に係わる部分や敷地内通路の仕上げなどはクライアント全員で事業組合を立ち上げ、
みなさんで議論をしながら設計を進めていきます。
その様子をお伝えしようと考え、設計段階からブログをはじめようと思います。
8/30に第3回目となる事業組合のみなさんが集まる総会が開催されました。
この総会は残り1住戸に申し込みが入り、全12世帯揃って初めての総会となりました。
設計の議題としては、共用部の門扉や宅配ボックスの仕様や、断熱や構造躯体の仕様などを話し合いました。
みなさん共通の財産となる部分なので、とても真剣に議論が進んでいます。
コーポラティブハウスの良いところは、入居前からクライアント同士で話し合いが出来、
コミュニティを作り出していけるところだと思います。
総会後は、計画地の近くで懇親会も開催しました。
写真はプロジェクト名にもある「陽だまり」をテーマにしたイメージを使いながら、
クライアントや設計者、プロデューサー全員で自己紹介をしている様子です。
引越し前からご近所付き合いしているような、とても楽しい懇親会でした。
引き続き、スケルトン・インフィルともに設計を進めてまいります。
よろしくお願いします。
LEAF AWARDS 2013、日本建築家協会賞、日事連建築賞優秀賞等を受賞したバウンダリー・ハウス。
住み始めて2年が経ったクライアントへのインタビューをお送りいたします。
天工人スタッフ(以下、天):天工人には、どのようなご依頼をされましたか。
クライアント(以下、C):挑戦的な建築を作っていただきたいというのが主人の、平屋はわたしの希望です。
あとはもう山下さんにお願いをという形で。
天:住んでいてどんなことを感じられますか。
C:同じ瞬間ってないじゃないですか。ないはずですよね。
人生の中でも似たような瞬間はあるにしても、同じっていうのはたぶんないんですよね。
ここに住んでいると色んなものが見えるので、見れるので、余計それを感じるってのはあります。雲の動きも風の動きも、光も。もう木が揺れてたり、天気が変わると全部よーく見えますしね。それは普通のごく一般的な住宅に住んでたときに感じた事が無いことでした。境界にある「バウンダリー・ハウス」と名前を付けていただきましたけれども、ここはすごい田舎で自然はまだ身近にある地区なんですよね。虫もいます。梨園のわきを通ってくる道は今まで、何十年と変わらないんですけれど、近くにはだいぶ都会っぽくなってきた部分もあります。それでも自然をすごく感じるというのは、今このお家だから感じるというのはありますよね。外にいて自然を感じるというのではなくて、家の中で感じるっていうのがすごく新鮮だし、これは面白いなーって思いますね。
いやこれはやっぱり山下さんの天工人と、作ってくださった皆さんの総合の力のおかげで、ありがたいなーと思うんです。
(つづく)