カテゴリー: 【住宅】の記事一覧

山下が現場確認を行いました。

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20140213 山下現場確認

府中市で進行している物件の現場確認に山下と行ってきました。この物件はProject1000のひとつで、ライフアンドシャルター社との共同設計になります。コンパクトながらもクライアントご夫婦にとって住みやすい空間になっています。特に2階には大きな屋根型の吹抜け空間があり、開放感抜群!また、至るところに見られる木の質感が空間に温かみをもたせてくれています。

2階のバルコニーは丁度良い広さで、気持ちが良さそうです。奥様が夢を描いていた、ビールを楽しめる空間になっていました。完成まで残り少しです。

3月15日(土)には完成見学会を行います。この機会にぜひお越し下さい。
ご予約はProject1000のホームページからお願いいたします。

地縄の確認に行ってきました。

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地縄の確認に行ってきました。

敷地内の建物の位置を決定する大切な確認です。
敷地境界からの離れや、通り芯、各所の寸法など確認してきました。
写真では見え難いですが、通り芯に水糸(ミズイト)が張られています。

引き続きよろしくお願いいたします。

府中市にて上棟。上棟式を開催。

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府中市にて、プロジェクトセンの物件が1月上旬に上棟しました。

クライアントさんのご厚意による食事会も開催され、クライアントのご家族を始め、関係者が勢ぞろい。

今回、設計は天工人とライフアンドシェルターとの共同設計です。2月中旬には、代表の山下も含めた現場チェックがあります。3月の竣工に向けて、皆様どうぞ宜しくお願いいたします。

地鎮祭を行いました。埼玉県所沢市新築戸建住宅

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所沢市N邸の地鎮祭を行いました。

風もなく穏やかに晴れ渡り、良い天気でこの日を迎えられました。

大通りから奥へ入ったところにある敷地で、
神主さんが工事の安全を祈る祝詞をあげられ、静かに執り行われました。

祭事中、厳かな雰囲気の中クライアントご家族の晴々とした表情が印象的でした。

地鎮祭の後、クライアントとご近所の方に挨拶に回り、
いよいよ着工となります。

関係者の皆さま、どうぞ宜しくお願いいたします!

名古屋の住宅/地場の外壁下地

地域素材を使った外壁左官壁の下地材として、今回は地場の桧の木摺りを使います。最近ではベニヤ下地となる事も多いのですが、今回施工をして頂いている渡邊工務店さんが材木に強く、現場監督さんは「ベニヤより安いくらいの感覚です」と話しています。
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見慣れないと遠目に見て仕上げかと勘違いをしそうです。クライアントさんと現場で決めたバルコニーの斜めの手摺腰壁や内部の断熱吹付け工事も順調に進んでいます。

名古屋の住宅/地域素材

中部地方の地域素材というと、何と言っても「木曽ヒノキ」が有名ですが、今回は愛知・東海エリアの地域素材を掘り起こしながら仕上げの選択をしていきます。愛知県瀬戸市と言えば、「瀬戸物」として焼き物が有名です。それは良質な「陶土」がある事と強い関係があるのですが、実は「硅砂」の産出量も非常に多く、この硅砂を使ったり、硅砂を生成する際に排出される「キラ」という廃棄物を使うことが出来ないかという事を職人さんを含めて打合せをしていきます。
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写真左は、硅砂を骨材として使用した土間仕上げです。今回の現場に入って頂く左官職人さんが20年近く前に施工したのですが、いまでも問題はありません。写真右は「キラ」を骨材として使った外壁の左官仕上げのサンプルです。色や押さえ方を数パターン試して頂き、建物全体の仕上がりをイメージしながら、何度もやり取りをして仕上げを決定していきます。

シラスコンクリート/乾燥収縮試験

コンクリートの耐久性を示す指標の一つに乾燥収縮があります。様々な要因からコンクリートにはひび割れが発生するのですが、その一つが乾燥収縮です。この乾燥収縮の要因にも様々あるのですが、使用材料やコンクリート配合に起因するものであれば、予め試験をすることで、どの程度収縮するのかを捉えておく事が可能です。

試験方法としては、7日間の水中養生をしたテストピースを標準養生をして1週間毎に収縮量を測定します。今回はダイヤルゲージ法です。

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高炉B種セメントを資料した今回のシラスコンクリートは、乾燥収縮が大きいと予測されていたのですが、途中経過では極めて小さいという結果が得られています。細骨材や粗骨材の材料にも起因していると思われますが、様々なコンクリートとの比較をしていけば、その理由も明らかになると思われます。

名古屋の住宅/床を支える基礎

3.5mの跳ねだしの床を支えるためには、基礎も通常の木造住宅とは違った作り方で、まずは地面をかなり掘らなければ鉄筋が組めません。
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写真の様に掘削をした上で砂利をしいて、捨てコンを打設して均した上で、鉄筋、型枠と組み上げていきます。
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木造の住宅では余りみない、とても大きな基礎です。
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コンクリートを打設した後で、基礎の梁の隙間を砕石で埋めていきます。建物全体の重量をしっかりと支持地盤に伝えるためには無くてはならない重要な工事です。完成した後には分からなくなりますが、跳ねだしの床を安全に作るためには、一番最初が肝心です。

名古屋の住宅/片持ちの床

柱と梁が立ち上がると、現場は仮囲いのシートで覆われます。
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そうなると、外観のイメージは、仕上げ工事が終わるまで分かりにくくなるのですが、今回の住宅はで3.5m跳ねだしたコンクリートの床で支えられています。少し前の工程になりますが、基礎が打ち上がった段階の写真で良く分かります。
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写真の時は、現場で模型を使いながら窓の大きさや向き、光の入り方をクライアントと確認をしている様子です。

名古屋の住宅/内部造作

複雑な形をした屋根の下に広がる空間が現れてきました。登り梁、隅木を組み合わせた大工さん泣かせの構造ですが、屋根面がねじれない様に勾配、高さをそれぞれ設定しています。道路側に取られたテラスは、視線を遮りながら上部、側面から光が入るような作り方になっています。
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シラスコンクリート/中性化試験

今回開発しているシラスを細骨材として使用したコンクリートについて、原寸サイズの試験や、フレッシュ性状だけでは無く、様々な試験をする必要があります。その一つが中性化試験です。コンクリートの主成分はセメントなので内部はアルカリ性なのですが、空気中の二酸化炭素と反応して、表面から徐々に炭酸化していきます。コ ンクリートの中性化と呼ばれているのですが、この中性化が表面から内部の鉄筋に到達するまで深く進むと、鉄筋が腐食し、ひび割れなどが発生します。

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コンクリートのテストピースを気温20°、二酸化炭素濃度5%、湿度60%のチャンバーの中で保管します。大気中の二酸化炭素濃度が0.03%程度なので、二酸化炭素濃度がかなり高く、人工的に長期的な中性化深さを求めます。中性化深さを図るためには、小学校の理科で習ったフェノールフタレイン溶液を用います。

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上左の写真が、チャンバーの中から取り出してカットした状態、そこにフェノールフタレイン溶液をかけると、右の様に変色します。紫に変色している部分が、アルカリ性という事なので、中性化はほとんど進んでいない事が分かります。

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表面の変色せずにグレーのままの色の部分をノギスで計測し、その平均値が中性化深さになります。今回のシラスコンクリートは水セメント比も比較的小さく、シラスの微粒分が含まれているため密実なコンクリートとなっているので、良い試験結果が出ると予想しておりますが、何週間にも渡り、継続的に試験を行っていきます。

名古屋の住宅/板金工事

外部の工事が着々と進んでいます。複雑な形をした屋根を覆うガルバリウム鋼板の一文字葺きです。
形が複雑な上に、雨樋や、テラスの上の開口などがあり、複雑な取り合いとなっていますが、かなり腕の良い板金屋さんなので綺麗に仕事が進んでいます。
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屋根材はどうしても地域の素材を使うのは難しいのですが、今後進む外壁工事や内装工事には出来る限り愛知県、東海地方の材料を使った住宅になります。