カテゴリー: 【住宅】の記事一覧

バウンダリー・ハウスで、海外の展覧会のための取材がありました。

先週の土曜日に、弊社の設計した千葉県の「バウンダリー・ハウス」にて、来年度海外で開催される展覧会のための取材がありました。
みかんぐみのマニュエル・タルディッツ氏とフランス人の写真家の2名がいらしてくださり、山下とクライアントご夫妻を交えてのインタビューと撮影が行われました。
音楽や読書、自然をこよなく愛するクライアントご夫妻は、おふたりの暖かいお人柄が伺える素敵なエピソードを沢山お話してくださいました。
四季を通じて、空の色や雲の流れる様子の変化を、家の中からも楽しみながら生活されていること。雨上がりには、屋上に水を飲みにきた小鳥や烏が、トップライトの窓から顔をのぞかせること。夜中にトイレに起きるときも、電気をつけずに月明かりを楽しみながら家の中を歩くこと等。
自然と寄り添う日々の生活を楽しみ、この家をとても大事に思ってくださっており、とても嬉しく思いました。
山下も、様々な角度からのタルディッツ氏の質問に対して、この住宅の設計において考えたことを明解に語り、今後の仕事に対するビジョンや決意を新たにすることのできた、とても有意義で楽しい取材となりました。
皆様、どうもありがとうございました。

釜石漁師のみんなの家が竣工しました。

たくさんの皆様の協力のおかげで、釜石漁師のみんなの家が竣工いたしました。

釜石の皆さんや、釜石を訪れる皆さんに喜んで使っていただける場所となることを願っています。

ご協力・応援してくださった皆様、どうもありがとうございました。

*写真は初めて、みんなの家で囲炉裏を使用した際の様子です!

 

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シラスコンクリート開発/試し練り

新しいシラスを細骨材として使用した高流動コンクリートの施工性が確認出来たので、脱型して確認をする前のタイミングだったのですが、いくつかの配合を計画しコンクリートのフレッシュ性状を確認する試し練り試験も行いました。シラスの量は変えずに、セメントをどのくらいの量を配合するかという水セメント比を3パターンで実験し、最終的なコンクリートの費用や強度性能などを比べるための試験です。
試験室にて、各材料を計測し、練混ぜ、フローなどの計測を行います。試し練りには構造設計の佐藤淳さん、施工のホームビルダー松岡さん、新しいコンクリート開発にご協力頂いている野口先生にも立ち会って頂き、最終的な配合をどうするかなど様々な視点から検討する試し練りとなりました。

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大きな吹抜けと中庭のある住宅が竣工しました

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K邸竣工致しました。
長い時間を過ごすLDKは、クライアントのお住まいの希望をお伺いし、取り入れる中でとても豊かにつくれたように思います。
天井高の高いリビング(2層分の吹抜け)、中庭に面する大きな開口、天板にステンを使ったキッチン調理台等々クライアントのこだわりが表れています。
フローリングや、吹抜けの現し梁は無垢材を使用し、その他にもカウンターにシカモアの練付や、建具にシナを使用し、木の暖かな印象をもつ空間となりました。Project1000にて白川在建築設計事務所と共同設計を行った住宅です。
クライアントさんをはじめ、工務店・職人の皆様、大変ありがとうございました。

植栽の配置、塗装、左官、納まり等をチェックしました。


本日は植栽の配置の決定、クロスの汚れや塗装、左官、納まり等をチェックしました。
天気も良く、美祢の赤土と白、黒のコントラストが映えていました。

また、オープンハウスは10日(日)11:00~16:00に変更となりました。
ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

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府中市にて地鎮祭を行いました。

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先日、府中市にて地鎮祭を行いました。あいにくの雨でしたが、施工会社による入念な準備のおかげで、無事終了しました。

今回このプロジェクトは、ライフアンドシャルター社の松野氏と共同で行います。前面道路が43条ただし書き道路だったため、着工まで少し時間がかかりましたが、ようやくこの日を迎えることが出来ました。

3月中旬の竣工に向けて、関係者の皆様宜しくお願いいたします。

シラスコンクリート開発/施工実験

新しいコンクリートを採用するに当たって、いくつものハードルが出てきます。
今回はそのハードルの一つ、シラスコンクリートによって現実的に構造物を施工ができるのか、をクリアするための実験をご紹介します。
今回開発するコンクリートは高流動コンクリートの一種に当たるのですが、これまで建築物に採用された実績が無いため、
市街地の現場では良く目にする過密配筋の構造体に、しっかりと充填されるのかというのが一つの課題でした。

鹿大の武若先生を始め、多くの関係者のご協力のもとで、K邸より少し配筋量を過密にした原寸大のモックアップを作成し打設実験を行いました。クライアントのK様も一緒に鹿児島まで確認に行き、火山灰が舞う天気の中、施工実験は無事に終わりました。

コンクリートの打設自体は成功した様に見えましたが、本当に成功したと判断できるのは、型枠を脱型し、強度その他の確認が取れてからです。強度試験の結果は目安となる試験が28日後になるので、その結果が届くのを待ちます。

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採石所に行き、美祢(ミネ)産の大理石と、長州カスミという石を選びました。

下関で進行中のA邸は、「地域の素材を使用する」ことをテーマに進めて参りました。
その一つである石を選びに、石屋さんと採石所に行ってきました。
美祢(ミネ)産の大理石や長州カスミという石を使用します。
加工代を抑えることで輸入品にも負けない価格で手に入れることが出来ます。

また、植栽を相談しに植木屋さんにも行ってきました。
植木屋さんに相談し、虫がつきにくく、手入れがしやすいものを候補として選定してきました。
その中でも椿は山口県で親しみのあるものの一つということで挙げています。

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釜石漁師のみんなの家

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アトリエ・天工人が伊東豊雄建築設計事務所と協同で設計中の「釜石漁師のみんなの家」の建物竣工チェックを行いました。

建物全体を伊東豊雄さんと、構造の確認を佐藤淳さんと行いました。

釜石の土壁、木サッシ、杉皮葺きの切妻屋根の暖かい表情をもった建物となりました。

建物が完成し、スタートラインに立つことの出来たみんなの家。

ご協力頂いた多くの皆様、まずは、ここまでのご協力大変ありがとうございます。

地域の方々に愛される建築となることを祈っております。

焼杉による外塀の一部が施工されました。


焼杉による外塀の一部が施工されました。
最終的には住宅全体を囲むように設置される予定です。
お城のような、要塞のような、とにかくかっこいい仕上がりになる予感です。
建具の枠も職人さんにより取付けられていきます。
竣工に向け、着実に進んでいます。

地域の素材を使用していこう、というコンセプトによるこの住宅では、
地元の素材として石も使用していく予定です。
そちらの様子もアップしていきます。

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